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学術研究等奨励制度
 対馬市では、対馬の自然・社会環境を対象とした学術的調査及び研究を支援し、持続可能な発展に向けた基礎的かつ応用的学術資料の蓄積を図るため、学生が行う調査研究活動を補助する制度を設けています。
 平成30年度の募集は終了しました。多数のご応募ありがとうございました。

 ※申請様式・実績報告様式など各種様式は以下交付要綱をご覧ください。

 ※対馬市が提示する研究テーマに沿って研究に取り組む場合、今年度から補助率が3分の2から5分の4に上がりました。

<平成30年度対馬市提示研究テーマ>

1.農林分野

(1)有害鳥獣対策に関する研究

 対馬において、農林業や自然環境に大きな影響を及ぼしているイノシシ・シカの行動特性(行動圏・行動パターン・環境選好等)を把握し、効果的な防除策について提案する。

(2)ニホンミツバチの減少要因とその対策に関する研究

 近年深刻化するニホンミツバチの減少について、その現状や減少要因(サックブルード病等)、減少に伴う農業(対州ソバ)等への影響について研究し、対馬の伝統養蜂文化や農林業保全に役立てる。

(3)対馬固有の食に関する研究

 対馬の伝統的な食について、その探索や担い手へのヒアリング及び記録、固有性・特異性の検証等、対馬の伝統食の保存や継承に寄与する研究を行う。

2.水産分野

(1)対馬の沿岸海域と陸域の環境変化と磯焼けに関する研究

 近年、対馬沿岸では藻場の減少・消失が進行し、磯焼けが顕在化、深刻な問題となっている。そこで対馬沿岸の磯焼けの原因解明に向け、沿岸海域と陸域を含む周辺環境及び生態系の変化について研究に取り組む。

(2)対馬の漁村の魅力・素材等を活用した地域活性化に関する研究

 対馬の水産業は、漁業者の高齢化や後継者不足に加え資源の減少により、水揚げ高は年々減少している。一方、対馬の漁村には、漁村ならではの美しい風景や魚食文化、伝統文化が受け継がれ、都市部にはない魅力に溢れている。そこで、対馬の漁村の魅力・素材等を活用した漁業者所得の向上や地域観光の充実について提案する。

(3)対馬で水揚げされる水産物の島内での流通拡大に向けた研究

 対馬近海は、対馬暖流がもたらす豊かな漁場に恵まれ、良質な水産物が生産されている。しかし、その多くは島外へ出荷され、対馬市民や観光客が口にする機会は少ない。そこで、島内流通における問題点と課題を整理し、島内流通システムを構築する等、対馬島内での流通拡大に向けた研究に取り組む。

3.観光・情報発信分野

(1)対馬における観光客の動向、観光施設及び宿泊施設の満足度に関する研究

 SNSのビッグデータ等を活用し、観光客の訪問先や滞在日数、行動パターン等の動向を分析するとともに、観光資源・施設、飲食及び宿泊施設の満足度・口コミを調べることで、観光地運営上の問題・課題を整理する。また、受入事業者側をヒアリングし、受入事業者側が抱えている問題とその問題がなぜ解決出来ていないかを併せて調査することで、よりよい観光地運営に向けた政策提言を行う。

(2)都市部におけるアンテナショップの運営効果及び課題に関する研究

 対馬市を含め、多くの自治体が都市部においてアンテナショップを運営する中、地域振興面での役割や成果、運営上の課題などを比較分析する。また、近年増えている「ご当地居酒屋」など、アンテナショップを取り巻く動向を踏まえ、今後、都市部における効率・効果的な情報発信や特産品販売、対馬ファン・リピーターの拡大など、アンテナショップの運営に対する政策提言を行う。

(3)情報発信に関する研究

 ドキュメンタリーやプロモーションビデオの作成、VRの活用など、ICTを駆使した情報発信に関する研究を行い、対馬のイメージ向上、対馬ファン・リピーターの形成、交流人口やUIターンの拡大に役立てる。

4.交通・医療福祉分野

(1)対馬市における「小さな拠点」形成に関する研究

 少子高齢化や人口減少が進む中、地域住民が住み慣れた地域に暮らし続けられるよう、生活の諸機能やサービスの維持のために行われる「小さな拠点」づくりについて、対馬市における小さな拠点のあり方や具体的な方策について研究し、政策提言を行う。特に、現在、田ノ浜~仁田地区間において運行しているコミュニティバス運行について、他地区(交通条件不利地域)における住民ニーズや地域協議会の担い手となり得るリーダー意識調査を行い、コミュニティバスの運行を核とした生活支援施策の水平展開の可能性を検討する。

(2)地域包括ケアシステム構築に関する研究

 対馬における地域包括ケアシステム構築に向け、現在行われている各種活動の現状や課題、または地域における強みや課題をヒアリングやアンケート等により調査し、その結果等を分析する。

5.環境分野

(1)外来種ツマアカスズメバチ防除手法の検討に資する研究

 ツマアカスズメバチの防除対策として、効果的な手法(物理的、化学的防除手法)の構築を目的として、本種誘因物の嗜好性実験や営巣環境の分析等を実施する。

(2)ツシマウラボシシジミの保全活動に資する研究(GISによる生息適地の評価、飼育下繁殖手法の検討等)

 日本で絶滅のおそれが最も高いチョウであるツシマウラボシシジミの保全活動を推進するために不足している生態学的知見を集積するとともに人工飼料の開発や越冬幼虫の管理手法等、飼育技術向上に資する研究を行う。

(3)対馬産希少野生植物の保全に資する研究

 近年シカ食害により植物相の崩壊が著しいが、生態系の基盤となる植物相の保全は喫緊の課題であるため、各種の生育状況把握やシカ食害による影響評価等を行う。

(4)漂着木の有効活用策に関する研究

 対馬には毎年2万㎥の漂着ゴミが押し寄せている(推計値)。その内、漂着木については、回収・運搬後、処理施設において粉砕し、チップ化されている。しかし、塩分が含まれるため、有効活用するには、塩分の低減、除去作業が必要となる。コストや排水の関係から、その作業も容易ではなく、また、塩分を除去できたとしてもその後のはけ口をどうするかという課題が残されている。この難題に対し、漂着木の有効活用策や効果的な除塩方法を研究・提案する。

6.その他

 その他市の政策と合致した研究 対馬市第2次総合計画に記載される政策に関する研究で、政策実行に寄与すると認められるもの。

<過去の補助研究・研究成果>

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